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ビジネス書
2020/06/01 公開

とっさのしぐさで本音を見抜く

  • 著: トルステン・ハーフェナー
  • 出版: サンマーク出版
しぐさが読めると
人間関係の悩みは
解消される

恋愛、友人関係、仕事、家族、色々な人間関係がありますが、人とコミュニケーションを取るって難しいですよね。それが相手のしぐさでわかったらどうでしょう?

オーストリアの心理学者ポール・ワツラウィック氏は「人はコミュニケーションしないでいることはできない」と言っています。私たちは何をしていても、たとえ一言もしゃべらなくても、絶えず周囲に何かを伝えているのです。私たちは、ほとんどのしぐさを無意識のうちに行っているのです。無意識のしぐさは当然、コントロールすることが難しいです。身体言語が「言葉よりも本心に近い」といわれるのはそのためだからです。

嘘とついてもバレてしまうのは、そのためでしょう。ことばでは嘘をつけても、体にそれをださないようにするのは難しいからです。普段無意識に行っている身振りや表情を急に意識してやろうとすると、今までいかにそこに意識を向けていなかったかがわかります。そして一度意識してしまうと、身体言語はぎこちなくなり、他人の目には滑稽にさえ映ってしまうのです。

私たちは口だけでなく身体全体を使い、絶えずコミュニケーションをし、思考し、話しています。ある感情が生じた時、その次に現れるのは言葉と動作のどちらが先でしょうか?
それはどんな人でも共通し、「感情→動作→言葉」という順番なのです。

では、思考は変えられるのでしょうか?思考は、あなたの感情、ものの見方、行動を左右します。ある状況に陥った時、状況そのものを変えるのは難しいが、その状況をどう判断するかを考えるのは、あなた次第です。ということは、あなたの人生は変えられるのです。

次に相手との距離の取り方で親密度がわかります。座っている距離が近いのか離れているのかによって、好意的かそうではないのかがわかります。距離には、密接距離、個体距離、社会距離、公共距離の4つがあります。パーソナルスペースとも言われます。
そして洋服、靴、アクセサリーなどのモノからも相手の心を見抜けます。持ち物や選び方には、その人の感情が自然と出るからです。

人とのコミュニケーションとは、言葉以上にしぐさに現れる身体感覚が重要になる場は多いと思います。周りの人と上手に付き合っていくには、他人に共感し、意識的にコミュニケーションができれば私たちはよりスムーズに目的を達成し、より幸せな人生を送ることができるのです。しぐさを見抜いて、よりよい人間関係を作ってみませんか。

著者は1972年、ドイツ生まれ。大学で翻訳と通訳を学び、卒業後に身体言語を読み解くことで人の思考や感情を解釈する能力を磨く。現在は講演会やセミナーの開催、テレビやラジオにも多数出演。

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